風とおし***

シンプルに暮らす。。。

日帰りのような一泊***

娘のパソコンの調子が良くない。

大学二年目の春。

授業も本格的に始まる。

今の大学生にパソコンは無くてはならないもの。

異動先での慣れない仕事の一週間が終わり

疲れが溜まっている様子の夫。

本当はゆっくり休日を過ごしたいだろう。

パソコンが使えなくて困っている娘を想像すると

親として動かないわけにはいかない。

これならまだ使えると

夫が自分用に買ったパソコンを

修理中、娘が使えるようにと

急遽届けることに。

自分は高速道路の運転が苦手。

夫がいつも運転してくれるから

こうやって遠くに住む子供たちや親のところにも

行くことができる。

有り難いなと心から思う。

私もばりばり自分で高速道路を運転出来るようになってと

気持ちだけはいつもあるのだけれど

きっとこのまま高速道路を運転出来ない人生なんだろうなと。

自分の無力さに

落ち込んだりする。

 

娘のところ行くと

お水や補食を買ったりして

出来る用事を済ませる。

父からの仕送り便に入っていたレトルトカレー

たくさん並べられている。

どうやら

娘は中辛が辛くて食べれないらしい。

こんなところ、まだ子供だなあと。

それではお父さんとお母さんが頂くよ。

甘口は貴女が食べなさい。

福神漬けを買ってきて出すと

『本格的やあ』と喜んでる。

贅沢してないのだなと。

小さな炬燵の上にレトルトカレーを並べて食べる。

三人で食べると美味しい。

    ++++++++

前に娘のところへ来たとき

結露の為できてしまった

レースのカーテンのカビが気になっていた。

<今日は洗って帰ろう>

カーテンレールから外しお風呂場でカビキラーでカビを落とす。

しばらくつけておくと

真っ白で綺麗なレースカーテンに。

嬉しい。

これで窓を開けてもいい風が入ってきそう。

 

 

二十四時間も滞在しなかった。

日帰りのような一泊。

親としてできることを

短い時間にぎゅっと。

高速道路を最短で降りて寄り道。

ちょっと節約をしてちょっと贅沢。

プラスマイナスゼロの世界。

珈琲とフルーツサンドを頂く。

きっと私たち夫婦は

こんなことでもなければ

こういう時間を作らなかったと思う。

欲しがりません勝つまでは精神で

あまり家から出ない人たちだったから。

ちょっと変わってきたように思う。

時間の過ごし方や

人生の愉しみ方に対する考え方が。

こういう時間って意外と大事だなと。

家に帰ってくると

友人から嬉しいお届けもの。

なんかすごく嬉しかった。

読んでみてと一緒に置いてくれていた雑誌。

これがまたいい内容で。

ゆっくり読んで

これからの自分の人生

佳い時間が過ごせるように

暮らしを整えていこうと思っている。