風とおし***

シンプルに暮らす。。。

スエコザサ***

ずっと行きたいと思っていた高知県立牧野植物園へ。

らんまん人気もあり

探すところ全て宿泊施設が満室でした。

連休なんてもってのほか。

普段の土日でさえ満室。

もうしばらく行けないなと諦めていたけれど

行きたい気持ちを察してくれた夫が日帰りで行こうと。

もう最高でした。

 

 

みどりの塔。

高さ9m。

壁面には窓がありアコウを植栽。

アコウの力強い根がこの塔を網状に覆い

枝葉を広げて行く姿をイメージして作られたそう。

入ってすぐのこの空間にぐっと引き込まれます。

 

 

温室~ジャングルゾーン。

外を歩いていてすでに暑かったので

此処にはそう長くは居られないだろうと思っていたけれど

緑の力というのか何というか不思議とじっくりと観ることが出来ました。

 

 

ぼうっと歩いていると見逃してしまいそうな場所に。

夫が見つけてくれました。

牧野博士が

亡き妻壽衛さんを偲んで

仙台で見つけた新しい笹に

スエコザサと名付け

永久に感謝の心を残されていました。

 

 

 

なんて素敵なんやろう。

仲良きことは美しきかな。

 

とはこういうことなんだなと

心がすう~っと澄んで行きました。

 

 

牧野富太郎記念館本館。

牧野さんの写真はいつも笑っている。

笑顔の博士だなあ。

 

 

絵を描くのがとても上手。

細かく細かく

愛情を持って描かれていたのが伝わってきます。

 

すごいとしか言いようがない。

 

いつも思うのだけど

こういうところに来ると

夫はちゃんと理解しようとじっくりと読んで観ています。

『偉いなぁ』

と感心する私に

『もう二度と来れないかも知れないんやから

ちゃんと観とかないとって思わん?』

と諭されます。

うむ。

『また来れる』

なんて呑気に思っている私とは違う。

そういう気持ち

私も持つように努力します。

 

 

牧野ミュージアムショップ。

並べられているものが全て綺麗。

 

 

牧野博士が描いた植物と

牧野博士の笑顔のポストカードがずらり。

 

 

改めて此処に来れて良かった。

連れて来てくれてありがとう。

 

 

高知と言えばカツオ。

行こうと思っていたお店に向かったけれど

電話も繋がらずお店もない。

まさかの閉店。

ネットを信用しすぎていました。

仕切り直して見つけたお店。

土佐タタキ道場。

此処で良かったなと二人で話しながら

藁焼きタタキを堪能。

これは美味しかった。

 

 

 

桂浜も観ていこう。

少し足を伸ばして桂浜公園へ。

 

夏の日帰り旅行。

朝早く起きて出発。

行きたいところ、行けるところをピンポイントに。

良い旅でした。

ありがとう。

高知。

ありがとう。

牧野博士。

旅のみやげ。

珈琲好きだった牧野博士。

ちょっと呑んで見たくなり買ってみた。

美味しい。

これが牧野博士が呑んでいたものとは違うとしても

それでもなんだか嬉しい気持ちに。

いつも素敵なレターを送ってくれる友人に

やっと返事が書けそうです。