息子。
この時間のこの西陽の光が好きで
その中でご飯を食べたら
最高に美味しいんだと。
いっぱい食べよし。
一枚ずつ
夕飯の豚カツを揚げてお皿に盛る。
沢山頂いた新玉ねぎで
ドレッシングを作り
野菜にたっぷりとかける。
なんて美味しい。
夕飯を食べ終わると
一日が無事終わった気がして
ほっとする。
ネット環境が一番のリビングが
今彼の教室になっている。
私は邪魔をせぬように
ひっそりと過ごす。
娘。
この自粛期間中
部屋を片付けることの良さに気づいたようで
せっせと整えることを始めた。
片付けだけはどうも進んでしなかった彼女。
どう見ても乱れた状態の教科書を
並べてるから触らないでと言ってた。
それが最近では、素晴らしく綺麗に並んでる。
今まで何度言っても
しなかったことを
自ら進んでしている。
聞けば一人暮らしの練習をしてるんだと。
あぁ成長してる。
いいこともあるもんだ。
今年も咲き始めた。
綺麗な形をしている子ほど隠れるように咲く。
なんだろうなこれ。控えめ美人。
暦の上では夏。
季節はどんどん進んでいく。
西陽の影響を受けやすい我が家。
オーニングを掛けて
暑さをしのぐ。
息子のオンライン授業が始まり
昼間の家は雰囲気が変わる。
出来るだけ環境を整えて。
静かにしておこう。
新しい学びの形。
自分でコツを掴んで行く。
真剣な姿に
話しかけられる雰囲気でもなく
庭いじりをしたり
本を読んだり
こちょこちょと動く。
存在をなくしながら。
家の中で授業参観をしてる感じ。
・
・
授業が終わる頃には
どっと疲れるらしく
ソファに埋もれるように
眠りに。
頑張れよ。
何か甘いものでも作ろう。
粉物ストックの片栗粉で
わらび餅を作る。
息子と娘とお茶の時間をとる。
なんだかバタバタせず
ゆったり味わえるように
なってきたなあ。
この子たち。
ふわふわのチーズケーキは
初めての挑戦で。
それもクリームチーズでなく
スライスチーズを使って作るのも
初めてで。
作ってみると
もこもこの面白い形のものが出来て。
いや楽しい。
自粛期間中
三密を避けながらも
それなりに運動もしているし
小腹は空く。
少しの楽しみは欲しいと
せっせと台所に立つことが
多くなった。
子供の日は息子が
長ネギのスープをお昼に作ってくれた。
しゃきしゃきとした歯応えと
ごま油のいい香りがする
中華風スープ。
人に作ってもらうものは
なんて美味しいんやろうか。
一人暮らしの練習にもなるから
これから
作りたいと思ったものを
どんどん家族に提供してもらおう。
この時間をいろんな学びに。
散歩道に綺麗に咲くツツジ。
ぱっと鮮やかで綺麗。
1日の始まりに5キロのウォーキングは
だらだらと過ごさない流れを
作ってくれる。
そのまま庭いじりをし
お昼の準備に。
パスタにしよう。
パスタだけでは物足りないかもと
スコーンを焼く。
焼きたてということもあり
家族には珍しく高評価をもらう。
レシピに入れておこう。
食を楽しむ休日も静かに過ぎていく。
日々是好日。
どんな苦しい境界に置かれても、
これ好日、結構なことですと、
カラ元気でなく心から味わえるようにならなければなりません。
《原典・碧巌録／引用・細川景一著『白馬蘆花に入る』（禅文化研究所）より》
まるく収まりますように。
パウンドケーキを
丸く焼いた。
色んなことを
真剣に考えれば考えるほど
窮屈になって
どうしようもない気持ちになるのが嫌で。
ピンチをチャンスにと
自分なりに気持ちの切り替えを
しようと内でも外でもしている。
人との繋がりで
パワーをもらうことがある。
それは
じんわりときて
あたたかい。
繋がりは
不思議なもので
自分に必要ないと
感じるのか
離れようとするものもあって。
最近は少し大人の感覚になってきたのか
それはそれで深く考えず
自分に正直に感じるままに
繋がるままにいこうと思えるようになってきた。
これまで以上に素直に
自分に正直でいこうと。
気楽に生きたい。
友人から届いた絵。
娘さんが願いを込めて描いたらしい。
アマビエ（妖怪）の絵。
疫病が流行った時にアマビエの絵を貼ったり
持ってたら良いと。
子供の思いは素直で
なんとも言えない。
早く終息するのを願ってと。
ありがとう。
繋がっていたいわ、あなたとは。
朝早くの生活を続けてきて
良かったと思う。
いろんな不平不満が聞こえて来るけれど
言わずに静かに聞いている人を見ると
大きいなあと思う。
私自身
全く不満があるわけではないけれど
冷静になって考えると
今の自分の状況は自分自身が選んできた道なのだと
考えるともう少し頑張れるのではないかなと思う。
不満を言ってる方が
恥ずかしいとさえ思ったりする。
自分は不平不満を言えるだけの努力を
今までしてきただろうかと。
いろんな角度から世の中の流れを見ながら
生きていたら
もう少し違った今があったのではないかとか…etc
今を乗り越える力があるのか
ないのかは
自分がどのように今まで生きてきたかで
決まってしまうような気がする。
・
・
政治家の人に対する厳しい意見も良く聞くけれど
彼らの生きてきた道というのは
そんな簡単なものではなかったはず。
いろんなプレッシャーの中
学び築いてきたものだと思うから。
擁護するわけではないけれど
ただ彼らも
人としてこの世に生まれたその時から
いろんな感情を抱きながら、
いろんなこと乗り越えて
今の自分を確立していったのだろうし。
どんな人生を歩んできたんだろうと
想像してみると
簡単に批判ばかりできないような気がする。
不平不満を言ったところで
彼らに
今は先導してもらうしかないのだから。
実際その力は彼らにしかない。
そして先導者を
選んでいるのは紛れもなく自分たち。
何かしてほしい
何かしてもらおう
頼りたい
頼らなければ
そういう気持ちより
もう少し自分たちが
どう生きてきたかを考え
これからどう生きていくかを考えることが
大事なような気がする。
きっとこれからもこういうことは繰り返されるだろうから。
誰かに何かをぶつけている時ではないと思う。
目に見えない相手に勝つために。
ローダンセマムアフリカンアイズ。
2年目の春。
株が大きく成長して
たくさん咲き始めた。
小さな庭の中にも季節が流れていることに
なんだかほっとする。
娘が飲みたいと言っていた
限定ものシェイクをドライブスルーで買いにいく。
久々の外出。
車の中で好きな音楽を聴き
シェイクを美味しい美味しいと呑む娘。
少しだけリフレッシュ。
学校に行き勉強をし
お友達とお弁当を食べ笑い
外の空気を思い切り吸いたいだろうに。
息子も同じ。
今年は高専大会担当の年。
全国大会を楽しみに頑張っていたのに。
『サッカーを続ける意味がなくなる』
高校球児の息子を持つ親の気持ちが
少しだけわかるような気がする。
不満を言えばきりがない。
不満より労いをと思う。
父から宅配便。
沢山の思いが詰められていた。
お父さんとお母さんは
すごい。
前向きなのがとても伝わってくる。
私も頑張らないと。
『ここで負けるわけにはいかない。
生きてこの難局をのりきる』
そう私に言葉を送ってくれた人がいて
本当に同じ気持ちになる。
今日もお天気は良く空は青くて。
走ろうという気分になり
走ることができた。
それだけで感謝。
サッカーは一緒にできないけど
歩くことならできるからと
息子とウォーキングしました。
こんなに天気もよくて
気持ちよくて
桜もたんぽぽも咲いて
一見平和なのに。
この落ち着かない気持ちはどうしたらいいんやろう。
息子も私も願い事は
何ということはせず
ただ二礼二拍手一礼。
久々に外に出たという息子。
ウォーキング中
何年かぶりに会いたかった友人と会えて
モチベーションが上がったと
嬉しそうだった。
今までの暮らしが
いかに恵まれて平和だったかを
最近つくづくと感じて
人との会話さえも
なんていいものなんやろうと
心が和らぐのがわかる。
国難と言われる状況。
病気で不景気になっても
治安が悪くならないこの国。
すごいなとも思うし
この国に生まれて良かったとも思う。
息子に聞いてみた。
『今までどうだった？』
『普通に暮らせてきたし、何不自由なく育ってきたよ』
最低限の事を目標にしてきた私たちにとって
最高の言葉をもらえたと思った。
また明日からも
できる事を頑張っていこう。
