ご近所さん。
いつも野菜や花の育て方
子育ての話など
良き人生の先輩として
お付き合いさせてもらってました。
去年の暮れに会話したのが最後でした。
娘さんがずっと嫁ぎ先から
帰ってきていて
いつもと様子が違うことが気がかりでした。
大したことはできませんが
何かあれば言ってくださいとだけ
伝えていました。
先日娘さんが
母が亡くなりましたと
挨拶に来られて。
あんなに丁寧に生きられていた方なのにと
私自身が落ち込みました。
人生ってなんなんやろう。
我が家の庭にはご近所さんから株分けしてもらった
花が沢山あって、いつも我が家の庭の花を
気にかけてくれていたなあと。
白い薔薇は頂いてからもう20年近くになります。
挿木で頂いて根付いた時はとても喜んでくれました。
いつもセンス溢れる庭木の様子が素敵で
入っておいでと呼んでもらっては
良く遊びに行かせてもらってました。
このイベリスも頂いたものです。
これからご近所さんの家の灯りが灯らなくなるのがすごくさみしくて。
こんな感覚になるなんて…。
良い距離感でのお付き合いをさせてもらっていたのだなあと。
一度母に会いに来てあげてくださいと
娘さんから連絡があったので
お供物を持って伺わせていただきました。
綺麗に整えられたお家。
ご近所さんがまだそこに居てるような気がしました。
お家の中は
ラベンダーとレモンの香りが
ふわっと。
生前お線香の話をしたときに
お線香の香りが苦手だと言われていたなあと。
お線香の代わりにアロマをたいていられたようで
なんだかとてもらしいなあと。
娘さんが家族葬で流したショートムービーとアルバムを見せてくれました。
ぐっと距離がまた縮まって温かい時間でした。
人との距離の取り方は人それぞれ。
近いようで遠い、知ってるようで知らない距離感が
個人的には好きで人とはそのようなお付き合いしています。
このご近所さんとはもっと近くにいたかったなあと。
人生どんなことが起こるかわからない。
自分の気持ちに正直に進んでいきたい。
そう思います。
ひとつ前に進むために手に取ったシャツ。
ボタンが不揃いで気に入っています。
息子から嬉しいラインがひとつ。
頑張っていたものな。
結果というのは、ちゃんと出てくれるのだ
私も頑張ろうと思わせてくれました。
頑張れ、お母さんも頑張るよ。