寮の門。
初めてじっくり見たように思います。
初めてここに訪れた時は
なんとも歴史を感じるこの建物の中で
息子が日々過ごすのかと思うと
とても心苦しく感じたものです。
なんとなく感じるその感覚に
お互い触れないようにしながら
来たように思います。
そしてその感覚も
息子が日に日に成長していくのと同時に
薄れていきました。
最初の1年は先輩と
2年目は後輩と。
それぞれ同室で
お互いに気を使いながらの生活。
そこで学ぶことも多かったと思います。
3年目の春は
ひとり部屋に。
とても楽しみだと息子。
言葉に出して言わないけれど
色々あったのだと思います。
ひとりになりたい時もあっただろうし。
居てくれて良かったこともあっただろうし。
冷蔵庫。
今まで同室の後輩に
一緒に使わせてもらっていた息子。
ありがとう。
そして
すまないね。
自分の空間
自分の冷蔵庫。
自分の感覚で窓を開けたり閉めたり。
少しゆとりを持って
三年目の学生生活を送ってください。
良く頑張ったと褒めてやりたい気持ちをここに。
ちょっと大きすぎたようですが
先を見越した冷蔵庫をあなたに贈ります。