息子の大学内を散歩する。
静かでいい雰囲気。
娘の受験が終わってから
決めなければいけない事が
山ほどあって頭の中が整理出来ていないまま
時間が過ぎている感じがする。
《落ち着いたら、今度は寂しさがくるわ
そしたら、仕事してて良かったかもと思うわ
子育てが一段落したような喪失感がくるが
仕事してるから忙しいし、社会に取り残されてる感がなくて
子供子供できたから、今度は自立していかなあーとおもたね》
友人の言葉が今の自分に響く。
これからの心の流れが見えているようだ。
大学の敷地内には小さな川が流れる。
朝の静かな時間に歩くととても気持ちがいい
父と母も一緒にこの場所へ。
私が出来なかった親孝行を子供たちが、
じいちゃんばあちゃん孝行として、してくれてる気がする。
父と母が生き生きと歩く姿が嬉しい。
他の誰もがわからない私たちだけの関係。
やわらかな優しい空間がとても居心地がいい。
中部地方のモーニング。
愛知や岐阜あたりは、製造業の中小企業が多く
社内に会議室など控えて備えていないところも少なくないらしい。
そのために、喫茶店で珈琲を呑みながら商談するように。
働き盛りの男性のお腹を満たす食事を提供し、
かつゆっくり過ごせるという喫茶店文化が生まれたそう。
この喫茶文化を一度感じてみたく
支留比亜珈琲へ。
珈琲の値段でトースト、サラダ、ゼリー、スクランブルエッグがセット。
朝の賑やかな店内。マスクは皆しているけれどなんとなく以前のような日常が戻って来ているかのような錯覚に陥る。
息子の引っ越し帰りの道中、娘の勉強机を買いに。
誰に似たのか色々と育てにくかった娘だけれど
厳しいながらもずっと寄り添ってきた夫。
これから離れて暮らす娘を気持ちよく送り出そうとする気持ちがとても伝わってきた。
一緒に育ててきてくれてありがとう、本当に。