父が折ってくれた。
父と母に野菜を入れたりゴミ袋に使える
新聞の折り紙を教えてあげた。
そんなに難しくないけれど
手順を覚えるまでは
考えながら
思い返しながらで
時間がかかったけれど
すぐにささっと折れるように。
頭の体操にもなるので
時々折ってくれたらなと思う。
『いつ結婚してくれるんなあ?』
『28歳くらいかな』
『おじいちゃんが生きてる間にお願いするよ』
息子に笑顔で話しかけてた父。
生まれた時から
ずっと可愛がってもらってきた。
つい最近まで勉強やスポーツの話をしていたのに
もう結婚という言葉が出てくるように。
なんだかとても時間の過ぎるのが早く感じる。
その日が来るまで
元気でいてもらいたいし
元気でいたいと
心から思う。
二人で夕飯後
ウォーキングに出かけた。
こういう時間を作れて良かった。
父の嬉しそうな姿をみれた。
一日一日がとても貴重。