車、フェリーと通勤に使う夫。
フェリー乗り場近くで駐車場を借りているわけだけれど、
駐車場代を支払いに行くといつも
駐車場のオーナーのおばあちゃんが
何かを持たせてくれる。
最初、車停めるところを月極で貸して欲しいと
交渉しに行った時に、
振り込みますのでと言ったけれど
手渡しの方がいいと。
何となく理由はすぐわかった。
おばあちゃんは、少しの時間でも
人と話がしたいのだ。
夫は毎回色々話を聞いて帰ってくる。
結構な長話になることもあるらしい。
耳が遠いので
夫も出来るだけ大きな声で話すらしい。
支払うだけなのにとても時間がかかるみたいで
寡黙な夫は毎回気合を入れていく感じで面白い。
先日も届けに行くと
先客が来ていて家の奥で話していたらしく
遊びに来ていたお孫さんが代わりに
おばあちゃんが夫にと用意してくれていた
お菓子を手渡してくれたそう。
『いつも何か貰ってばかりで悪いなあ
最後は何か持っていこう』と夫。
ほんとに。
何をお礼に差し上げよう。
考えておこう。
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『ヨックモックのこのお菓子美味しい』
私と娘も喜んで頂く。
『ヨックモックていうんか?』
私の英語力を全く信用していない夫が
缶の裏にカタカナで書いている文字を確認して
『間違いないな』
娘も笑いながら
『確かに…笑』
平和な夜の時間。
おばあちゃんに感謝。
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