高校最後のサッカー。
今思えば
最初はボールを取り合いする意味がわからず
立ちすくんでいたなあと。
本格的にサッカーをさせてみようと
小学二年生の頃
ボールとスパイクとエナメルバックを揃えた。
白いTシャツにばーんと名前を書いて
それを着て練習に向かったこと。
夫が息子に色々教えていたこと。
試合の度に反省会をしていたこと。
身体が小さかったから
おにぎりを沢山作り必死で食べさせていたこと。
サッカーを通じて息子には
いろんな所へ連れて行ってもらい
いろんな人とも出会えた。
本当に楽しかった。
辛い時期もあり
しんどいだろうなと
思うこともあった。
それでも
辞めるとは
一度も言わなかったこの10年。
試合終わり仲間たちと
私たちの前に寄ってきてくれた。
素直な子たち。
彼らの顔を見て
精一杯したんだろうなと
伝わってきた。
『くだらんプレーしてごめん』
息子はそう言うけれど
最後までピッチに立ち続けてくれただけで
ありがとうの気持ちで
いっぱいで。
『見にきてくれてありがとう。
お弁当や送迎ありがとう。
ほんまに感謝です。』
その言葉を聞いて
全然してあげれなかったのにと。
寮生活になってからは
自分ひとりで頑張ってきてくれてたから。
毎日練習後の洗濯をし
穴の空いた靴下も
縫い合わせて使ったり
テーピングで巻いたスパイクを
最後まで履き続けたり…etc。
もっと見に行ってあげれば
良かったと。
もっとしてあげれば良かったと。
あなたのサポーター
とても楽しかった。
頑張り続けてくれて
こちらこそ
ありがとう。
『いい仲間もったよ』の言葉に
本当に頑張り続けて
得たものは
大きいのだと思う。
また次のステージも頑張りましょう。
一緒に。