風とおし***

シンプルに暮らす。。。

通夜返し***

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こんな悲しい事があってもいいのかと

何度も思う

思ってしまう。

夫が尊敬する職場の先輩が亡くなってしまった。

夫は上司から

『知ってるか?』とその事を聞かされ

鳥肌がぶわぁと立ったと。

最初から最後まで

あんなに印象のいい人はいないくらい

よく出来た人だった。

最後にお会いしたのは

桃の節句

職場の方の結婚式に招待されて

夫を乗せて神戸まで走ってくれた先輩。

うちまで迎えに来てくれて

私がお世話になりますと

車のそばに寄ると

わざわざ

車からさらっと出て

私に『いつもお世話になっています』と

笑顔で挨拶までしてくれた。

本当にできる人というのは

こういう人なのだと

その時すごく感じて。

その時の感じの良さ

誰に対しても丁寧で変わらない態度は

心から尊敬する。

そんな人がこの世から居なくなるなんて。

悔しくて悔しくてたまらない。

何を悪いことしたんだと思って。

夫は本当によく面倒を見てもらっていたから

落ち込みは隠せない感じで。

私まで辛く辛く感じた。

私も最後のお別れに行きたかったけれど

沢山の人が弔問に訪れるだろうから

我慢した。

家にも奥さんと子供さんと

遊びに来てくれた事があって

夫がそんな付き合いをする人は

なかなか珍しい。

人として

すごく好きなのだと思う。

頭も良くて

人も良くて

何をしてもさわやかな人で。

夫は先輩が

スーツの中にこんなベストを着ていたとか

それがまた良く似合っていたとか

話していた事を思い出す。

私たち夫婦は

結婚指輪まで先輩夫婦と同じもので。

なにかと縁を感じる。

人が亡くなる

悲しさと悔しさが

いっぱい溢れる。

もったいない

もったいない。

生きるって

頑張るって

平等って

なんやろう。

夫は

もっともっと

背中を見て学びたかっただろうと思う。

どうしたって

それは叶わないけれど

先輩の生き方は

これからも私たちの心の中に

ずっとあると思う。

通夜返しのタオルが

ウサギと桜で

優しくて

先輩の家族が

これからも

優しく生きられたらいいなと

心から思う。

 

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ノーマン・ロックエル『婚姻届』***人との一瞬の会話。それがその人と交わす最後の言葉になることがある。・・だから『おっ』とか『あっ』とかでさえもその人と交わる一瞬は大事だなあと思う。・・なんとなく心に思うことは悔いのないようにしておこう。そう思う。・・『If I Ain't Got You』〜Alicia Keys・・#小さく暮らす #くらすこと#日々のこと #おうちごはん#花のある暮らし#新築祝いの絵画#先輩からの贈り物#ノーマンロックウェル #婚姻届#指輪#縁